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2010年06月07日

源氏物語

まず、紐を10本くらい用意してみて。


で、10本まとめて、真ん中あたりで結ぶ。

この結び目が源氏物語

紐の右側が和歌集・伝奇物語(作り物語)・歌物語・日記。

紐の左側が作り物語など、源氏以降のさまざまな作品。


どういうことかというと、

源氏物語以前の作品

(たとえばかぐや姫の竹取物語とか暴露本の蜻蛉日記 とか)が

源氏物語へと流れ込んで結実、

そしてその後の作品

(たとえば更級日記とか好色一代男とか樋口一葉とか)へと流れ出ていく。


ちなみに紐の結び目のところ、すなわち源氏物語の成立は、ほぼ1000年。

覚えやすいよね。

紫式部 に感謝!


つまり。

日本の古典文学史といえば平安時代、試験によく出るのも平安時代なんだけど、

平安時代の文学史を把握するには、紫式部の源氏物語がカギになるってこと。


さて。

源氏物語の内容は、大部分が光源氏のラブストーリー。

年の差婚や不倫などなど、あらゆる恋のお話が語られている。

今でいう、昼ドラみたいなもの。

流行るわけだよ。

昔から女は恋の話が大好きだったんだ。


でも、この作品に注目したのは女だけじゃない。


江戸時代の国学者本居宣長 は、

この源氏物語という作品の本質を「もののあはれ」と言った。


「あはれ」っていうのは、

いつもとは違う何かに出会った時に生ずる、

心の奥底から湧き上がってくる、

「ああ(=あはれ)」という何とも言いがたい感情


言葉ではとらえきれない、理屈では割り切れないこの「心の揺れ」を

紫式部は源氏物語五十四帖すべてに書き込んだ。

だからこそ、源氏物語は後世の作品に影響を与え続けたんだね。


ちなみに私にはもうすぐ3歳になる息子がいる。

この息子には100の言葉を覚えるより、

100通りの「ああ(=あはれ)」を感じることができるようになってほしい。

そう思ってるんだ。


おっと、話を戻すね。

いい?

日本の古典文学史を把握するには源氏物語を基準にする

そうすると全体を把握しやすくなる。


ついでに。

源氏物語以前の作り物語を成立順に並べると、


竹取物語・宇津保物語・落窪物語・源氏物語


竹(竹取物語)をう(宇津保物語)ったら窪(落窪物語)んだ源氏(源氏物語)

って覚えるといいよ。


☆☆☆おまけのブログ紹介☆☆☆

マンガ版【源氏物語】で古文の偏差値20アップ↑し、大学受験に合格する方法

もと私立高校国語講師のあいさんのブログ。

私がまんが日本昔話で身に付けた古文読解のセンス。

このブログでも身に付くと思うので、ぜひ見てみてね!


【関連する記事】
posted by みちこ at 08:24| Comment(0) | 文学史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

古文の文法の歌 その2

古文の文法の歌 その1  はもう覚えられたかな?


今日はその1が覚えられた人のために、

古文の文法の歌 その2 をご紹介。


その2は助動詞の接続の種類の歌で、2番まである。

今日はとりあえず1番を紹介するよ。


メロディーは、四季の歌


ぽん!


これも、「暗記モノ」がまったくできていない私を、

見るに見かねた兄が教えてくれたもの。

やっぱり、先生が教えてくれたんだって。


受験を目前に控えた私は、

歌詞カードを常時ポケットに入れておいて、

一日10回くらい歌っていた。

暗記モノにすこぶる弱い私も数日で覚えられたよ。


古文の勉強が相当ラクになるから、キミも頑張って覚えてね。

posted by みちこ at 16:32| Comment(0) | 文法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

べし

「すいかとめてよ」って、知ってる?


検索してみたら、たくさんヒットしたんだけど、

一応ここでもとりあげることにした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昔々あるところに、

おじいさんとおばあさんがいました。


おじいさんは山へ芝刈りに行き、

おばあさんは川へ洗濯に行きました。


おばあさんが川で洗濯をしていると、

向こうから大きなスイカがどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。


おばあさんは、家に持って帰っておじいさんと一緒にたべようと思いました。

そこでスイカに手を伸ばしましたが届きません。


スイカは、おばあさんの目の前を通り過ぎ、どんぶらこと流れて行きます。


おばあさんは思わず叫びました。


「ちょっと誰か!そのスイカ、止めてよ!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


これが、助動詞「べし」の意味。


す=推量:「・・・だろう」「・・・らしい」
い=意志:「・・・するつもり」「・・・しよう」
か=可能:「・・・できる」
と=当然:「・・・に違いない」「・・・はずだ」
め=命令:「・・・せよ」
て=適当:「・・・のがよい」
よ=予定:「・・・することになっている」


今でも「・・・べし」という言い方をすることがあるけど、

現代語訳には「べし」はつかわないこと。


どの意味で訳したのが、相手(採点する人)に伝わらないからね。

posted by みちこ at 08:32| Comment(0) | 文法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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