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2010年06月29日

古文の受験勉強 その8

前回で、例として挙げた一行分の品詞分解は終わったわけだけど、

訳の方も、同時進行でしちゃった感じになってるね。


でも一応、確認の意味で品詞分解と訳とあわせて書き込んだものをのせるよ。

こんな感じ。                  ぽん!〜国語の勉強法あれこれ〜


効率のよい古文の勉強法は古典作品を一つ決めて、読み込む。

「古典作品を読み込む」っていうのは、徹底的に品詞分解と訳をすること。



現代文は、今もどんどん書かれているけど、

古典作品ってのはこれから書かれることはありえない。

出題される作品はすべて、この世にもう出てる。

こんなに受験対策がしやすい科目は他にある?


「品詞分解なんて、完全にお手上げ」というキミは、

次に書く方法で、とりあえず5日間、面倒でも頑張ってみて!


まず最初の一語「明け」の文法的説明を見て覚える。

覚えたら、答えを隠して紙に書き出してみる。

当たったら次の「なん」の文法的説明を見て覚える。

覚えたら、「明けなん」を品詞分解する。

違ってたらもう一度。

合っていたら、次の「と」の文法的説明を見て覚える。

覚えたら、「明けなんと」を品詞分解する

・・・とやっていく。


集中してやれば、15分もしないで一行、完璧に品詞分解できるようになるよ。

一行、完璧にできるようになったら次の行の語にも挑戦。


はじめは、全然できなくていいんだ。

私なんて高3の年末まで、品詞分解はまったくできなかった。

でもこの方法で集中して勉強してたら、5日後には見たことのない作品でも、

8割以上間違えずに、品詞分解できるようになった。

品詞分解ができるようになると、訳の正確さも面白いように増してくるよ。


最後に注意しないといけないこと。

これは古文以外の勉強でもそうなんだけど、

とにかく、時間を少しでも節約すること


受験勉強の場合は、繰り返すことが大事。

時間をかけて1回しかしないより、時間をかけずに10回やる。


だから全文を書きうつし、それから品詞分解をしようなんてことは絶対に考えない。

馴れてきたら本文は書かずに、

品詞分解だけをメモのように書き出していくだけにする。


そして丁寧に書くこともやめる。

自分で読めないようじゃ困るけど、丁寧に書くのは答案と提出物だけにする。

※答案と提出物は絶対に丁寧に書くこと!

 雑ってだけで、減点の対象になるからね。


posted by みちこ at 08:58| Comment(0) | 古文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月24日

古文の受験勉強 その7

さて、最後の「鬼はや一口」。


まず「鬼」。

これは活用のない自立語で、主語になれる。

すなわち名詞


次の「はや」はちょっと飛ばして、

「一口」。

これも活用のない自立語で、主語になれる。

すなわち名詞。


で、「はや」。

これも活用のない自立語。

だけど、主語にはなれないね。


活用のない自立語で主語になれないのは、

A 副 詞 ←連用修飾語になる

B 連体詞←連体修飾語になる

C 接続詞←接続語になる

D 感動詞←独立語になる


では問題となっている「はや」は何か。

「鬼はや一口」の後を見てみると、「に食ひてけり」と続いている。

その6 でも書いたが、「思い続けていたところ、鬼ははやくも一口に食ってしまった」と訳せる。

「はやくも」と訳せることから、CとDの可能性はない。

Aの副詞かBの連体詞か。


ここで、はやくも→なんなのか(「はやくも」が何にかかるのか)を考えてみる。
はやくも→一口 なのか

はやくも→食う なのか

正解は

「はやくも→食う」だね。


「食う」は動詞、すなわち用言だ。

だから、「はや」は用言にかかっている(=連用修飾をしている)ということになる。

つまり、副詞ってこと。


書き込むと、こう。

ちなみに作業時間短縮のため、名詞は省略するようにね。      ぽん!〜国語の勉強法あれこれ〜


おまけ

連用修飾の「用」=用言の「用」=活用  すなわち動詞・形容詞・形容動詞のこと

連体修飾の「体」=体言の「体」=実体  すなわち名詞のこと


「体言を修飾するのが連体詞っていうなら、

用言を修飾するのは連用詞って呼べばいいのに」

と思ったキミ!

すばらしすぎる発想です。


実は、連体詞は連体修飾しかしないんだけど、

副詞は連用修飾だけでなく、他の副詞とか体言も修飾することがあるんだ。

たとえば「もっとはやく」とか「やや上」とかね。

だから「連用詞」とは呼べないわけなんだ。

posted by みちこ at 08:36| Comment(0) | 古文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月22日

古文の受験勉強 その6

さて、次は「ゐたりけるに」の「に」。

                           ぽん!〜国語の勉強法あれこれ〜

『ははん、「いたときに」って訳になるから、格助詞だな』

                           
                           ぽん!〜国語の勉強法あれこれ〜

そう考えたキミ!

なかなかだね。


でも残念!

違うんだ。


「に」の後ろを見てみると、「鬼はや一口(に食ひてけり)」と続く。

考えられるのは、格助詞か接続助詞。

A 格助詞なら、

「思い続けていたときに、鬼ははやくも一口(に食ってしまった)」
B 接続助詞なら、

「思い続けていたところ、鬼ははやくも一口(に食ってしまった)」


格助詞と接続助詞の「に」の識別方法は、

上に名詞を補わなければ訳せない→格助詞

上に名詞を補わない方が自然な訳→接続助詞


ここでは、Bの接続助詞で自然な形に訳せるので接続助詞ということになる。
間違えたところは、右のように、       ぽん!〜国語の勉強法あれこれ〜
消しゴムは使わずに、できれば赤ペンで修正しておこう。


おまけのアドバイス。

格助詞・接続助詞の「を・に・の・は・が」は、

体言・体言に準ずる語に接続する。

だから、「を・に・の・は・が」とあったら

その上の語についてはまず、連体形を疑うようにしよう。

必ずとはいえないけど、「を・に・の・は・が」の上は、

連体形の場合がほとんどなんだ。

ここでも、「に」の上は、過去の助動詞「けり」の連体形になっているでしょ。

posted by みちこ at 00:05| Comment(0) | 古文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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